漁火


ロメオからの手紙


麗しのハリーへ

嗚呼、目の前は哀色に灯る桜論者の宴。

ドライ飲料と一つの柔らかいリトローダルだけ。

赤き発酵と痛ましき流れの狭間は只、只、急を成し

奏で仰ぐ雲に似たガニオテラの密な共存は

アジラカナスの左の末路を見る術もない。

嗚呼、片手に持ったままでは古いダナイアジャイの顔すら見えず

柔らかく感じる事が出来るのは一片の遅く伸びるマイラバシの蔓だけ。

眠る事も通り流れる事も未だ出来ない。

衝動に赤く毒された磁石を舐めるテムダラルもまた同じですか?

お返事待ってます。
                      卍卍 ロメオ 卍卍